You Tuberなどの動画配信サイトでよくみられる「投げ銭機能」。
これによって大きなトラブルが相次いでいます。
この記事では
- 投げ銭機能の懸念点
- 実際に起きたトラブル事例
- トラブルにならないように配信者と視聴者が心がけること
についてご紹介していきます。
ライブ配信の投げ銭とは何?配信者に直接応援を届けられる機能
投げ銭とは、動画配信サイトにおいて、ライブ配信中に配信者に対して直接金銭を送ることで配信者を応援できる機能のことです。
有名なものだと、YouTubeにある『スパチャ機能』がありますね。
スパチャとはsuper chat の略で、ライブ配信の視聴者が配信者に対してスパチャ(投げ銭)すると、金額に応じて色分けされてチャット欄に通知されます。
色分けされていることで視覚的に一瞬で高額な投げ銭がわかるようになっており、赤スパといわれる1万円以上の高額スパチャになると、チャット画面の上部にしばらく投げ銭をした視聴者のアカウント名が表示されます。
よくあるのは、
- それを見た配信者が投げ銭をしてくれたアカウント名を読み上げて感謝を述べる
- 「ナイスパ!」とほかの視聴者から声が飛び注目される
という流れです。
直接配信者を応援でき、直接お礼を言ってもらえたりと距離を知事める効果もあり、うまく使えていれば双方にとっていい機能ではあります。
しかし、昨今この投げ銭機能があるが故のトラブルも頻発しているのが実情です。
投げ銭のトラブル事例で多いのは配信者と視聴者の関係悪化
投げ銭トラブルで最も日常的に多いケースは配信者・視聴者の関係悪化です。
具体的には
- 特別扱いの期待
- ほかの視聴者との摩擦
- 配信者への執着
などがあります。順にみていきましょう。
特別扱いの期待
高額な投げ銭をした視聴者が、配信者に対して特別な対応や感謝を期待します。
直接金銭をいただきますので当然ながら配信者もお礼を言いたくなります。
しかし、それが当然という風潮が定着しており、うっかり投げ銭を見逃して名前の読み上げやお礼が言えなかったりすると、投げ銭をした本人が不快感を覚えて攻撃的な態度をとるようになったり、それがなくとも参加している視聴者の中にも変な空気が流れたりもします。
出典:ライブドアニュース
以前あった事例だと、檜山沙耶さんが結婚報告をしたライブ配信中に5万円の赤スパを投げてくれた視聴者の長文に目を通した後に真顔になり、薄い反応でスルーしたことがありました。
しかし、この赤スパを投げた視聴者さんはその後攻撃的な態度に出ることはなく難を逃れました。
長文の中には、「ご結婚おめでとうございます」というメッセージのほかに、ご自身からの報告より先に週刊誌で報道が出てしまったことで結婚を知ったという事実に「傷つくファンもいるということを知ってほしい」という切実なものでした。

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他の視聴者との摩擦
投げ銭の額によって一部の視聴者が「優遇されている」と感じることで、他の視聴者が疎外感を持ち、コミュニティ内での対立が生じることがあります。
出典:ソーシャルキャスト
投げ銭機能は人によって使う・使わないと大きく分かれる機能です。
どれだけ推しのことが好きでも、投げ銭機能に抵抗がある人も多くいらっしゃいます。
世代で見ても、15~29歳の若者は投げ銭に積極的ですが、年齢とともに投げ銭をする人も少ないようです。
配信者を応援する気持ちはあるのに投げ銭で親密さが変わってしまうと、投げ銭をしない多くの視聴者が疎外感を感じるものうなずけます。
配信者への執着
投げ銭を多額に行う視聴者が配信者に対して過剰な親近感を抱き、その結果としてプライベートな干渉や圧力をかける場合があります。
はじめは純粋な応援の気持ちだったかもしれませんが、多額のお金を払っていると、それに見合った対価を求めてしまう心理はある意味自然なことなのかもしれません。



最近だと、動画プラットホームのふわっちにおいて、ライバーの最上あいさんに総額40万円もの投げ銭を投じた視聴者が、最上あいさんが自分の思い通りにならないからと逆恨みをして殺人事件を起こしてしまいました。
なお、声優の最上あいさんではありませんのでご注意ください。
この事件で動画配信サイトの在り方が今後もっと健全な状態を保てるよう変わっていってほしいなと願わずにはいられません。
最上あいさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
その他の投げ銭のトラブル事例
そのほかにも様々なトラブルが起こっています。
未成年者が保護者に黙って高額課金
未成年者が保護者に内緒でライブ配信サイトで工学科金をしてしまい、クレジットカードに異常な額の請求額が来たというケースも多発しています。
投げ銭は、アカウント名を読み上げられることで推しに自分を認知してもらえたと感じ、とてつもなく気分が高揚し、投げ銭がやめられない依存症の状態に陥りやすいそうです。
大人でも刑事事件にまで発展するような側面があるものを、判断力の乏しい未成年が使ってしまうとどうなるか、考えた酒でも恐ろしいです。
未成年は投げ銭は基本的にできないようになっていますが、未成年かどうか聞かれたときに偽って先に進むことは容易です。
保護者として子供を危険から守るためには
- 子供が使う端末にクレジットカード情報を登録しない
- ペアレンタルコントロール等を使い、課金可能なサイトへのアクセスを制限する
- アプリの課金設定をオフにする
- 特定のパスコードで保護する
などの厳重な対策をし、放置せず見守る姿勢が必要でしょう。
謝罪動画で投げ銭機能をオンにしていて再炎上
出典:you tube
本来なら謝罪の気持ちを表したかった動画にうっかり通常通り投げ銭機能をオンにしていて誠意が感じられないとトラブルになるケースもあります。
この辺りは配信者の常識が問われそうですね。
最近では、不謹慎発言で炎上した中町兄妹が後日投稿した謝罪動画に投げ銭機能を付けたままにしていたことで、さらに炎上が大きくなってしまったということがありました。
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トラブル回避のための心構えは?
上記のトラブル事例のようにならないためにはどのように心構えが必要なのでしょうか?
配信者の心構え
- 視聴者を平等に扱う
- 適度な距離感を保つ
- トラブル時の対応を明確化しておく
- 投げ戦に対して特別なリターンを約束しない
視聴者からの投げ銭で稼いでいる配信者も多いですが、極度に投げ銭のみに収入を依存するのは危険といえそうです。
プラットホームから警告を受けたりアカウント削除される可能性もゼロではありませんし、不特定多数の人からの投げ銭なので、中にはお金を払うことで高圧的な態度に出たり何かの要求をされることも考えられます。
いつ投げ銭機能をオフにしてもいい程度の感覚で距離を保つことで、視聴者との共依存関係に陥らずに済みます。
視聴者の心構え
- 投げ戦に過度な期待をしない
- 無理なく楽しめる範囲での課金
- 個人情報管理に気を付ける
- 未成年の場合は年齢を偽って課金は絶対にしない
投げ銭機能は、一日5万円までなどの上限を定めているプラットホームが多いです。
それは、多額の金銭をつぎ込むことでのトラブルを回避するための対策です。
ご自身の暮らしを大きく揺るがしかねない金額をつぎ込むのは危険です。
「配信者を応援する自分の気持ちを満足させるためだけのもの」と割り切って、楽しめる程度の金額で行うように、マイルールを決めるなどして使うようにしたいですね。
中には借金をしてまで投げ銭につぎ込み、ついには破産というケースもあるようです。



【まとめ】投げ銭のトラブル事例がやばい!
投げ銭機能によるトラブル事例をみてきました。
投げ銭は配信者を直接応援する機能でファンとの距離を縮めるのにとても効果的ですが、顔の見えない関係でお金が動くため、とても繊細で複雑な問題を起こしかねない恐ろしさも秘めています。
配信者は投げ銭機能を使う場合は、トラブル事例にようにならないために運営において細心の注意を払う必要があります。
また、視聴者も配信者を応援する立場であることや、課金は自己満足であるということをわきまえて楽しむなど、リテラシーが問われます。
プラットホーム側でもトラブルにならないようにガイドラインの改善等行われる可能性が大いにあります。
最上あいさんの悲しい事件のようなことがもう二度と起きないように願うばかりです。





